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インフルエンザはどこからくるの?

毎年、冬になると流行り出すインフルエンザ。

みなさんは、今年の予防注射はおすみでしょうか?

免疫力に弱い高齢者や子供は症状が悪化してしまうこともありますので

ぜひ家族みんなで予防してくださいね。

 

 

ところで、冬になるとなぜインフルエンザがはやるのか。

気になったことはありませんか。

 

毎年パワーアップして流行する原因をさぐります。

 

 

 

 

 

 

新型インフルエンザは中国・南部の農村でうまれる


 

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近年の研究によると、新型インフルエンザは中国・南部の農村でうまれていることが分かっています。

ではなぜ、この場所なのでしょうか。

 

 

そもそも、インフルエンザの元である鳥インフルエンザは

カモなどの渡り鳥の腸内にいて、直接人間に感染することはほとんどありません。

 

★細菌は細胞内で繁殖し自らのコピーを作るので、主である鳥が死んでしまわないように

突然変異を起こしながら、鳥とともに生息しています。

 

 

 

 

 

 

 

新型インフルエンザが誕生するまで


 

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中国南部の農村地帯の生活

 

 

一つ屋根の下で人間と豚が生活していて、その豚は放し飼いされています。

このため、人間が感染するインフルエンザが豚に感染やすい環境です。

 

 

 

 

放し飼いにされている豚は、近くの小川や池で水を飲みますが

そこには渡り鳥たちがやってきてフンをしていきます。

 

そうすると、豚の体の中で鳥インフルエンザと人間のインフルエンザが合体して

「新型インフルエンザ」が誕生するのです。

 

 

これが毎年季節性のように流行し、感染が広まっていくのです。

「豚インフルエンザ」というと聞こえが悪いので「新型インフルエンザ」と名称を変えて呼ばれています。

 

 

 

 

 

 

 

鳥インフルエンザが人間に感染する理由


 

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鳥インフルエンザは、基本的には鳥同士の間で感染するものですが

これがある条件を満たしたときに人間に感染します。

 

 

ある条件とは、鳥のフンを肺まで吸い込んでしまった場合です。

自宅で鳥を飼っている家庭に起こりやすく、特にベトナムやインドネシアに多く見られます。

 

お客さんが来た時に、飼っている鳥をその場でしめてご馳走をふるまいます。

しめるとき、鳥は抵抗しようとして羽根をばたつかせ乾燥したフンを舞い上がらせます。

このとき、人は暴れる鳥を抑えようと息を吸い込んでりきむわけなので

インフルエンザが入ったフンの粉末を肺の奥まで吸い込み、

鳥インフルエンザが人に感染してしまうのです。

 

 

 

 

 

ちなみに・・・

第一次世界大戦中に大流行した「スペイン風邪」。

これは、実は鳥インフルエンザ由来のものということが分かっています。

大戦中、欧米の労働力として雇われていた中国人労働者によって

感染が拡大していったのではないかと考えられています。

 

 


 

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毎年大流行するインフルエンザ。

クリスマスやお正月、卒業旅行で海外に行かれる方が増えてきますが

農村部や家畜と暮らす文化のある国に行く際は、

衛生面に十分配慮して楽しんでください。

 

もちろん、元気100%の状態で!

 

 

画像提供(https://pixabay.com/)

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