「自律神経の不調」ってよくいうけど、実はイマイチぴんとこない・・・
よくわからないまま今に来てしまったあなたに、自律神経についてかんたんにお教えします!
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり、刺激や情報に左右されて無意識のうちに
交互に切り替わりバランスよく働いています。
交感神経
活動中、緊張、ストレスを感じているときにはたらく神経。心拍数が増え、血管が細くなり筋肉が緊張している状態。
スポーツ選手が瞬時に動いたり、テキパキ家事や仕事をこなすのも交感神経が働いているおかげです。
副交感神経
休息、リラックス中、ねむっているときにはたらく神経。筋肉が緩み血管もひろがっている状態。
消化や栄養の吸収がよくなり老廃物を排除するはたらきも活発になります。
しかし、今のような季節の変わり目やストレス、疲労がたまり2つの神経のバランスがくずれカラダに不調がみられるのです。
画像提供元 http://girlydrop.com/
「自律神経の不調」とひとくちに言っても、さまざまな外的刺激によって症状が変わってきます。
これからあげる質問にチェックして、自分のなりやすい不調のタイプを知りましょう。
□イライラしやすい
□頭痛・めまいをよく感じる
□目が疲れやすい・充血する
□生理不順・生理痛がひどい
□肩コリがひどい
□爪が割れやすい
□動悸・息切がある
□のぼせやすい
□不整脈がある
□物忘れがひどい
□わけもなく不安になる
□異常に汗をかく
□むくみやすい
□腹部のハリを感じる
□気力がわかない
□思い悩みやすい
□胃が重たい
□下痢しやすい
ストレスの影響で「気」のめぐりが悪く情緒不安定になりやすい状態。
ホルモンバランスも崩れやすく、生理不順や生理痛をおこしやすくなっています。
~ケアポイント~
「気」のめぐりを通りやすくうながすことが大切。
柑橘系やラベンダーなどのアロマやキャンドル、ヨガやストレッチなど軽い運動でゆっくり身体の筋をのばして
リラックスできる時間を確保するのが大切。それから、積極的にカルシウム、ビタミンB1、Cをとり栄養バランスを整えましょう。
緊張がつづき「血」が消耗していて、脳に十分な血液が送られなくなっている状態。
自分で意識をコントロールすることが難しくなり、不安感が強くなります。
~ケアポイント~
自分の気持ちを外にはきだせるようなことをして、気分転換が必要です。
寝る直前まで考え事をしていたり、頭をフル回転するようなことは控えてください。
気分を和らげる春菊・セロリなどの香味野菜や、貧血によい黒ゴマやひじきなどを取りいれてみましょう。
胃腸のはたらきがにぶくなっており、全身に栄養が運ばれにくい状態。
そのため、カラダもココロも元気がでにくく気分も落ち込みやすいタイプで
マイナス思考になりがちです。
~ケアポイント~
ココロもカラダも疲れている状態なので、心身を十分休ませ、胃腸を元気にしましょう。
胃腸のはたらきを助けるいも類、豆類、カボチャなどをとり、しっかり噛んでいただくことが大切。
画像提供元 http://www.photo-ac.com/
季節の変わり目や休みが取りにくい場合、自律神経の不調をうったえる人が増加します。
日々のストレスや疲れをためることなく、意識的に休息をとったり、休日に好きなことを思いきりやってみるなど
自分なりの休息のしかたを見つけてくださいね。
休むのが難しいというかたは、漢方薬をのんで内面から疲れにくいカラダをつくっていくのもオススメです。
ライフスタイルに合った方法で、自分のカラダを上手にケアしてあげましょう。