漢方薬は、中国医学をもとに
日本独自に発展した伝統医学です。
カラダの3つのはたらき「気(元気・気力)」「血(血液)」「水(体液・リンパ液など)」
を重視し、3つのバランスが崩れたときに漢方薬が処方されます。
漢方は、女性の悩みである生理不順やむくみ、冷えなど
女性ホルモンのバランスを整え、血行をよくするはたらきがあります。
1つの漢方には、いろいろな種類の生薬が入っているのが大きな特徴。
西洋医学のような「この症状なら〇〇!」といった
ピンポイントな効果ではなく、いくつかの症状に同時にアプローチすることができます。
生理痛やホルモンバランスの乱れからくるイライラのほかに
不安や悲しみといった病名のつかない「未病」を改善してくれて、
体質そのものを改善するといったなおりにくい症状を緩和します。
貧血で虚弱体質のひと向け。
むくみ、めまい、肩こりなど、血行不良や整腸作用・発汗効果あり。
健康で元気のあるひと。
上半身がのぼせやすく、足が冷えやすくむくみやすい症状のとき。
疲れやすいひと。
肩こりがこりやすく、精神不安やイラッとしがちなタイプのひとにおすすめ。
自分の症状をきちんと伝えることでピッタリの漢方を選んでくれる。
味が合わないものは、カラダにあっていない可能性あり。
体質改善を目的とするなら、2~3か月は飲み続ける。
じっくり改善していくから、即効性がなくてもあきらめないこと。
《カンゾウ》をふくむ漢方薬は、副作用が出る場合がある。
2種類以上飲まないこと。
カラダの衰弱、食欲不振、貧血、冷えなどによい。
滋養強壮効果あり。
胃腸の調子が悪い、全身の体力低下などに◎
食欲不振、胃もたれ、みぞおちのつかえを取り除く、炎症を鎮める。
炎症を鎮める、胃痛、腹痛、胃もたれに。
*防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
ちょっと太り気味で、かつ虚弱体質のひと。
関節痛やはれ、むくみ、多汗症、肥満症によい。
進捗はゆっくりだけど根本的な症状の改善をうながしてくれる漢方薬。
まだなじみがない人も多いかもしれませんが、
「未病」とよばれる心身の不調をよくしてくれる
伝統医学を生活の中にとりいれ、少しずつ健康な自分を取り戻していきましょう!
画像提供元(https://pixabay.com/)