おりものは、女性にとってあって当然のこと。

おりものは膣の分泌物がまざった液体で、疲れやストレス、妊娠、更年期などで

少しすっぱいようなにおいがしたり、量の増減といった変化がみられます。

しかし、注意したいのは、病気のサインが隠れているとき。

においや色がいつもと違う、かゆくなるといった場合は要注意です。

免疫力の低下や抗生剤の服用で、カンジダ膣炎や細菌性膣炎を引き起こしている場合にも変化があります。

とくに、昨今10代後半から20代にかけて急増しているのが性感染症。

いつもとおりものが違うなと感じたときやセックスのパートナーがかわったら、婦人科検診の際に

おりもの検査を受けることをオススメします。

病気の疑いがある症状

①血が混ざっている

・正常なもの・・・排卵期、生理前に少し血が混ざるもの

・病気の疑いがあるもの

茶褐色系のおりものが続く場合。子宮・卵巣がんなどの病気による不正出血の疑いあります。

②量が多い

・正常なもの・・・排卵期におりものの量が増えて粘性が高まるもの

・病気の疑いがあるもの

おりものが気になるほど増えた、いつもの量じゃない場合は性感染症の「淋病」の

疑いもあるので要注意です。

③色がおかしい

・緑がかっているもの・・・性感染症「クラミジア感染症」の可能性あり。

・水っぽく灰色がかっているもの・・・ストレス、疲労が原因の「細菌性膣炎」の疑いあり。

・黄色～緑っぽいもの・・・性感染症「淋病」の疑いあり。

④泡立っている、においがある

おりものの量が増え、緑がかった黄色で泡が混ざっている状態のもの。

外陰部に痛みがある、悪臭がする場合は性感染症の「トリコモナス膣炎」の可能性が高いです。

⑤白くポロポロしている

白くポロポロしていてカッテージチーズのようなおりもの。

膣や外陰部にかゆみ・痛みがある場合は「カンジダ膣炎」が考えられます。

体力・免疫力の低下や妊娠、抗生剤の服用などで膣内のカンジダ菌が増えることがあり、

セックスの経験がない人もかかる可能性があります。

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上記にあがっていない症状で、気になるものがある場合は婦人科を受診しましょう。

性感染症をほおっておくと不妊に繋がりますので、はやめの対処をしておきたいものです。

デリケートな女性のカラダを大切にするためにも、なにげないカラダの変化を見逃さずにいたいですね。