パソコンやスマホ、タブレットなどの液晶画面をみる機会が多くなりました。
ブルーライトがシミの原因になる、目に悪いということは知られていると思いますが
その影響でいちばんやっかいなのは「眼精疲労」。
ふだん、知らず知らずのうちに目を酷使してしまいがちな現代の生活環境において
眼精疲労について知っておきましょう。
単純な目の疲れは「眼疲労」といい
ちょっとした休憩や睡眠をとることで改善されます。
それに対して「眼精疲労」は、休息や睡眠をとっても疲れが取れず
その時はよくなってもすぐ疲れが戻って着てしまうのが特徴です。
眼精疲労の多くは目の疲労蓄積・ストレスが原因で
充血、かすみ、視力低下、頭痛や吐き気などの症状がみられる場合や
体調不良がイライラをまねき自律神経のみだれを併発するパターンもあります。
ほかに、ドライアイが原因となる場合も。
目の酷使で涙がかわいてしまい、角膜が露出してしまうことで
外部からの刺激が直接届いてしまい痛みや充血をひきおこしてしまいます。
・頭痛、吐き気
頭部にはたくさんの神経が通っています。
強いストレスやプレッシャーを感じると蝶形骨という骨が歪み頭痛を引きおこす原因になることも。
・かすみ、ぼやけ
目がおもい、モノがかすんで見える、字がよく見えなくなってくるなど。
・肩こり
目を使いすぎると、目の周りの筋肉が緊張し血行不良、リンパの流れが悪くなる。
血管や神経、リンパの流れが悪くなると、頭を支える首肩の状態も悪化。
①片頭痛・・・脳の周りの血管、神経が圧迫され痛みを感じる。ズキズキ・ガンガンしたような痛み。
吐き気をともない生活に支障が出ることも。
②緊張型頭痛・・・頭、肩、首が絞めつけられたような痛みを感じる。
肩から首がガチガチに凝り固まってしまっている人におおく、
責任感やプレッシャーを強いられるようなタイプの人に多く見られる。
③郡発頭痛・・・片頭痛、緊張型頭痛より強い痛みを感じ涙や鼻水、顔が赤くなる、目の奥がえぐられるような痛み。
就寝時に痛みを感じることが多く、あまりの痛さに起きてしまう。
過度の飲酒がメインではないかと考えられている。
眼精疲労が原因の頭痛は主にこの3種類。
ただ、注意してほしいのは、ハンマーなどの鈍器でたたかれたような痛みを感じたとき。
くも膜下出血の前兆の場合があるので、上記のような症状を感じたときは
すぐに病院で検査を受けてください。
①部屋の明かりをすこし暗くしてみる
眼精疲労を感じる人、とくに、片頭痛もちの人に試してほしい方法。
光の刺激を受けると痛みを感じるので、まっしろい空間や原色カラーをさけ
白熱灯などの暖色系のあかりにする、間接照明を使ってゆったり過ごしてみるのがオススメ。
暗い部屋でモノの読み書きをするのも、目の負担になるのでNG。
②蒸しタオルで目をあたためる
緊張型頭痛を持つ人にオススメ。
リンパや血管の流れが滞っていることが原因のため、血管を拡張しゆったりとした気分になれます。
市販の蒸気で温まるアイマスクや小豆ピローも◎
・人気の蒸気でホットアイマスク。好きな香りが選べる。
http://www.kao.co.jp/megrhythm/eye/products/
・あずきのチカラで芯からほぐす。
http://www.kiribai.co.jp/products/category/?br=3
③目の周り、こめかみを冷やす
片頭痛の人は試してみてください。
充血や神経の圧迫で熱をもっている状態から冷やしてあげると、楽になる場合があります。
ガンガンに冷えたタオルではなく、ちょっと冷たいと感じる程度の温度や
熱さまシート、怜湿布を使ってみてください。
眼精疲労は、放っておくとカラダの不調を招きます。
頭痛や吐き気、自律神経の不調で生活に支障が出てしまうこともあるので
自分のカラダをきちんといたわる日をもうけたり、デジタルデトックスをして
目を休ませてあげましょう。