2018年1月16日
12月31日に食べるものといえば、「年越しそば」ですよね。
年越しそばを食べる習慣は、江戸時代に定着したものと考えられています。
麺類の中で1番切れやすいそばは、「今年1年の災厄を断ち切る」という意味で
年越し前に食べられるようになりました。
あっさりしていて消化の良いおそば。
今年は、おそばの栄養素を知ってカラダにやさしい年越しを過ごしてみましょう。
ビタミンB群は、食べた栄養素を体内で循環させる働きがあります。
ごはんやパスタなどの炭水化物の代謝を促す働きもあり、精神安定や疲労回復効果もあります。
そばには食物繊維が含まれていて、腸内環境を整えてくれます。
そばに含まれるルチンという成分は、ビタミンCを補強して毛細血管を丈夫にする効果があり
動脈硬化や高血圧予防・緩和によいとされています。
とくに、そば屋さんの「そば湯」にはルチンがたっぷり溶け出しているので
できるだけ飲んでみるようにしたいものです。
ただし、乾めんでは効果はないといわれています。
生そばにはおよそ10%のたんぱく質が含まれています。
植物性たんぱく質にはめずらしく、必須アミノ酸の「リジン」が含まれているのです。
リジンは細胞組織の必要な栄養素で、抗体のもとになるアミノ酸です。
食べすぎがちな12月のカラダにピッタリの食材です。
クリスマスや忘年会で楽しんだ後は、ほっこりあたたかいおそばで
カラダにやさしい食事をしてみましょう。
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