イギリス王室をはじめ、ヨーロッパ各国の王室の主治医はホメオパシー医。
とくにフランスやドイツの医師の約4割はホメオパシーを取りいれていて
医学生のカリキュラムにも組み込まれています。
ホメオパシーの原理が科学的に証明され始めている昨今、
アメリカではこの15年ほどでレメディの売り上げが30倍にも伸びている
これから大注目のホメオパシーです。
18世紀にドイツの医師サミュエル・ハーネマンによって開発されました。
「似たものが似たものを癒す」という「同種の法則」をもとに
植物や鉱物、昆虫などから抽出したエネルギーを染み込ませた
砂糖玉(レメディ)をもちいた療法のこと。
マラリアの特効薬として使用されていたキナの皮を煎じ、
健康状態のハーネマン自身が試したところ、高熱や発汗、衰弱など
マラリア患者と同じような症状を引きおこしたことからヒントを得、
ホメオパシーの基本原則を発見したことがきっかけ。
「アコナイト」とよばれるレメディは、ホメオパシーの葛根湯的存在。
風邪のひきはじめやココロの不調を感じはじめたときに効果があるとされていて
恐怖心、強いショックを受けたときにも効果的です。
【アコナイト】
薬の由来:トリカブト
症 状 :風邪の初期症状、突発的なショック状態・不安感、恐怖
【アピス】
薬の由来:みつばち
症 状 :虫さされ、落ち着かない不安感、ヒリヒリした痛み
【イグナティア】
薬の由来:イグナティア豆
症 状 :深い悲しみ、誰とも分かち合えないような悲嘆
【カモミラ】
薬の由来:カモミール
症 状 :むずかる子供の諸症状、痛みを伴う怒り
【セピア】
薬の由来:イカスミ
症 状 :生理痛、更年期障害、女性生殖器の諸症状
いままで不思議とされていたホメオパシーは、
科学によってすこしずつその効果が解明され始めています。
日本ホメオパシー医学会のホームページのURLから問い合わせ、
認定医・専門医を調べてみるのもオススメです。
一般社団法人 日本ホメオパシー医学会
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