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出生前診断~命を授かるということ~

やっと授かった赤ちゃん。

健康でげんきに生まれてきてほしい・・・

 

親になるよろこびと不安がいりまじる気持ちの中で、

出生前診断を受けるかどうかの選択をしなければならないときがやってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

出生前診断とは?


 

お母さんの羊水や血液を採って

赤ちゃんの奇形や障害の有無がないか調べる検査のこと。

 

この検査の目的は、主に次の4つです。

 

 ・生まれる前に赤ちゃんの状態を知る

 ・胎児の段階から治療、投薬を行う

 ・生後の治療や投薬の準備をする

 ・赤ちゃんが病気を持っているかどうかを知る

 

 

 

 

 

 

 

 

検査方法


 

①羊水検査

 

妊娠16週前後のおなかに針を刺して羊水を調べる検査。

羊水に含まれる赤ちゃんの細胞などを用いて

ダウン症候群、13トリソ ミー、18トリソミーなどの染色体異常を調べることができます。

 

 

 

 

②絨毛検査

 

おなかに針を刺して、へその緒から細胞を取り染色体を調べる検査。

熟練された技術が必要なため、この検査ができる病院は限られています。

各種遺伝病の検査や血液でわかる病気はすべて検査可能です。

 

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③超音波・MRI検査

 

おなかに器具を当てて胎児の様子を見る検査。

母体にも負担をかけないため、診断される人はこの検査を受けることが多い。

とくに超音波検査は赤ちゃんが順調に育っているか、

臓器異常の有無を調べることができます。

 

ただし、臓器の機能異常を調べることはできません。

 

 

 

 

 

④母体血清マーカー

 

お母さんの血液から胎児に病気がないか調べる。

染色体異常の確立を調べることはできますが、

どんな病気にかかっているのかという詳細は

羊水検査や絨毛検査をする必要があります。

 


 

 

 

 

 

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出生前診断の受診は選択できます。

決して間違えないでほしいのは、この診断は

染色体異常の赤ちゃんを排除するためのものではありません。

 

しかし、場合によっては重い病気で命が助からないとわかったとき

お母さんとその家族はつらい選択を迫られることになります。

 

遺伝や家系において出生前診断を受けるか悩んだときは

遺伝にくわしい専門医や遺伝カウンセリングなどをうけて

よく考え、最終的にはお母さんの判断を尊重しましょう。

 

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