「やりたいことがない」という人はいませんか?
欲求のない生活を送っていると、新しいことをはじめるのがどうしても億劫に。
しだいに何かはじめようとする気持ちもうすれ、脳にとって危険な状態になります。
脳は常にあたらしい情報・経験をもとめ、欲求を原動力として活性しているので
その欲求を獲得できなければ脳の成長がストップする、つまり「老化」してしまうのです。
やらなければいけないことが多い現代人は、我慢することも多い環境にあるため、
「~したい」という欲求が生まれやすくなる環境をつくっていきましょう。
他人の視線を気にしすぎて、どうもやりたいことをガマンしてしまう・・・
そんな人にオススメの「他人の視線をはねのける訓練」です。
「先入観」「思い込み」をすてて、やりたいことを実行するココロの体力をつけましょう。
キーワードでも文章でもOK。
やりたいことや行きたいこと、伝えたいことなど思いつくものをなんでもあげていきます。
ここでは、ノートに直接「書く」ことがポイントです。
イメージは文字にすることで欲求を客観視することができ、脳は強く認識します。
脳は方向性を明確にすると、そこにむかって実現しようとするはたらきがあるので
具体的に妄想するのがよさそうです。
ちなみに、野球のイチローやサッカーの本田選手も小中学生のときの作文に
将来の夢が細かく書かれていることで有名です。
忙しい現代人は、自分のために使う時間が圧倒的に少ないです。
「自分のしたいと思っていることはなにか」や
②の妄想ノートを書くこともオススメです。
自分と向き合い、強制的にでも時間をつくるようにしてください。
とくに男性は、自分のやりたいことを10個あげられないことが多いので
旦那さんや同棲中のパートナーに1人の時間をつくってあげましょう。
自分の欲求を全肯定する日をもうけることで、日々ガマンしている欲求を開放します。
ぜんそくで生活に制限がある患者さんに、毎月1日だけ“不規則デー”をつくったところ
いままでよりも規則正しい生活をおくるように気をつけ、
しだいに自己管理ができるようになったというレポートがあります。
脳は器用ではないので、1つガマンするとすべての欲求をガマンするようにできています。
欲求をおさえすぎてやりたいことがなくならないように、しっかり自分のココロのままに行動してみましょう。
「みたい」「聞きたい」という自分のつよい欲求をあえてガマンし、
その欲求をさらにつよめるというトレーニングです。
ふだん満たしている欲求をガマンし強化することで追求欲がでてきます。
欲求が満たされたあとの満足感から、また新たな欲求のサイクルがうまれることがねらいです。
日々のガマンは、自身の欲求をおさえる原因になり、脳の老化につながります。
たまに自分のおもうがままに過ごす時間や1人の時間をつくることで
本当にやりたいことがみえてきます。
欲求が暴走しては困りますが、欲求をうまく消化し
自分の満足度を高めるような生活をおくってください。